ブランド品を買うより賢い?「持たない派」が実践する将来に向けたお金の使い道と投資術
「ブランドバッグを買うために貯金する」というライフスタイルが当たり前だった時代から、今は「ブランド品を持たずに、その資金を将来に回す」という賢い選択をする人が増えています。高級ロゴのついたアイテムを身につける満足感も一時はありますが、長期的な人生の豊かさを考えたとき、どちらが本当の「勝ち組」なのでしょうか。
SNSで流れてくる新作情報や、周囲の見栄に流されるのはもう終わりです。ブランド品への支出をゼロ、あるいは最小限に抑えることで生まれる「種銭(たねせん)」をどう活用すべきか。将来の不安を解消し、自由な時間を手に入れるための具体的な投資術と、賢いお金の使い道を詳しく解説します。
ブランド品への支出を「投資」に回すとどうなるか?
多くのブランド品は、購入した瞬間から中古品となり、価値が下がり始めます(一部の資産価値が高い時計やバッグを除きます)。一方で、その資金を金融資産や自己投資に充てると、時間の経過とともに価値が増大していく可能性があります。
数十万円の「機会損失」を計算する
例えば、30万円のブランドバッグを1つ我慢して、その資金を年利5%で運用したとします。10年後には約49万円、20年後には約80万円にまで膨らむ計算になります。これが数年に一度の買い替えとなれば、生涯で失う金額は数百万円、数千万円という大きな差になって現れます。「今、見栄を張るために払う30万円」は、将来の「100万円以上の価値」を捨てていることと同義なのです。
持たない派が実践する「将来を楽にする」投資術
ブランド品を追わない人たちが、具体的にどこにお金を流しているのか。その優先順位を整理しました。
1. 複利の力を活かす「インデックス運用」
賢い人がまず着手するのは、新NISAなどを活用した投資信託(インデックスファンド)への積立です。ブランド品に使うはずだった月数万円を積み立てるだけで、老後の資金問題は大幅に軽減されます。目に見えるロゴはありませんが、銀行口座の数字が増えていく安心感は、どんな高級品よりも心の余裕を生みます。
2. 「健康」という最も利回りの良い資産
身体は人生で唯一替えが効かない資本です。
予防歯科や人間ドック: 病気になってからの治療費に比べれば、予防への支出は圧倒的に安上がりです。
良質な寝具と食事: 日々のパフォーマンスが上がり、仕事での成果(=収入増)に直結します。
見た目を着飾るよりも、内側から溢れる活力や整った体型を維持する方が、結果として周囲からの信頼も厚くなります。
3. 「時間」を生み出すための設備投資
「持たない派」は、物よりも時間を重視します。家事の時間を短縮してくれる最新の時短家電や、職場に近い住居への引っ越しなど、自分の自由な時間を増やすための支出は惜しみません。そこで生まれた時間を使って副業をしたり、新しいスキルを学んだりすることで、さらに資産を増やすサイクルが生まれます。
ブランド品なしで「知的な品格」を演出する賢い消費
ブランド品を持たないことは、決して「ケチ」や「地味」になることではありません。むしろ、選び抜かれたアイテムを持つことで、知的な印象を与えることができます。
素材と仕立てにこだわった「ノーブランド」の活用
ロゴにお金を払うのではなく、生地の質や縫製の技術にお金を払います。例えば、最高級のカシミヤニットや、職人が手作業で仕上げた革靴。これらは一見どこのものか分かりませんが、見る人が見ればその質の高さは一目で伝わります。「ブランド名で語る人」よりも「物の良さを語れる人」の方が、大人の余裕を感じさせます。
メンテナンスにお金をかける贅沢
新しいものを次々と買い換えるのではなく、良いものを長く使うための修理やクリーニングにお金をかけます。靴のヒールを直し、革を磨き、服の毛玉を取る。こうした細部への配慮こそが、ブランドロゴ以上にその人の「育ちの良さ」を強調します。
幸せの感度を上げる「経験への投資」
形に残る「物」はいつか壊れますが、自分の中に蓄積された「経験」は誰にも奪われません。
知見を広げる「旅」と「交流」
高級バッグを一つ買うお金があれば、海外で未知の文化に触れたり、一流のサービスを体験する旅に何度も行けます。また、各分野のプロフェッショナルが集まるコミュニティに参加し、人脈を広げることも大きな財産になります。これらの経験は、あなたの価値観を深め、多角的な視点を与えてくれます。
読書と学習による「思考のアップデート」
毎月数冊の本を読み、新しい知識を吸収し続けることは、最高の自己投資です。ブランド品を身にまとっていても中身が空っぽな人と、控えめな装いでも卓越した知性を持つ人。長期的に見て、どちらが社会的に求められ、豊かな人間関係を築けるかは明白です。
まとめ:資産を築く人は「他人の目」ではなく「自分の未来」に投資する
ブランド品を「持っていないと恥ずかしい」という段階から卒業し、「持たない方が合理的で自由だ」と気づいた瞬間から、あなたの資産形成は加速します。
見栄のために消えていくお金を、自分の未来を守るための「武器」に変えていきましょう。
金融資産を積み立てて、経済的な不安をなくす。
自己研鑽に励み、稼ぐ力を最大化する。
大切な思い出にお金を使い、人生の満足度を高める。
本当の「賢さ」とは、流行のロゴを追いかけることではなく、自分の人生の主導権をしっかりと握ることにあるのです。
まずは、次にブランド品が欲しくなったとき、その金額で「何株買えるか」「どんな新しい体験ができるか」を想像してみることから始めてみませんか?
ブランド品に興味がないのは変?自分らしい価値観で豊かに暮らすヒント