目頭切開のダウンタイムの過ごし方と「切らない」最新手法
目頭切開を検討する際、最も気になるのが「仕事や学校をいつまで休むべきか」「傷跡がどう残るのか」というダウンタイムの不安ではないでしょうか。また、メスを入れることに抵抗がある方のために、最近では「切らない目頭切開」という選択肢も注目されています。
後悔しない仕上がりを目指すために、施術後の正しい過ごし方と最新技術の仕組みを詳しく解説します。
1. 目頭切開のダウンタイム:経過と過ごし方のルール
目頭切開(切る施術)の場合、ダウンタイムの目安は約1週間〜2週間です。この期間の過ごし方が、最終的な傷跡の美しさを左右します。
時系列で見る経過の目安
当日〜3日目(ピーク): 強い腫れや内出血が出やすい時期です。目元が熱っぽく感じることがあります。
5日目〜7日目(抜糸): 医療用の糸を取り除きます。抜糸直後は針穴や赤みが目立ちますが、ここから急速に回復に向かいます。
1ヶ月後: 赤みが引き、肌色に馴染んできます。
3ヶ月〜6ヶ月: 傷跡がほとんど分からなくなり、完成となります。
ダウンタイム中の「鉄則」
とにかく冷やす(最初の3日間): 血流が良くなりすぎると腫れが悪化します。保冷剤を清潔なタオルで包み、こまめに冷やしてください。
枕を高くして寝る: 頭を低くして寝ると目元に血液が集中し、翌朝の腫れが強くなります。寝る時はクッションなどで上半身を少し高くしましょう。
摩擦と刺激を避ける: 傷口を触ったり、目をこすったりするのは厳禁です。洗顔も医師の指示が出るまでは目元を避けて行います。
血行を促進する行為を控える: 激しい運動、長風呂、飲酒は、腫れを長引かせる原因になります。抜糸までは安静が基本です。
2. 傷跡を早く綺麗に治すためのポイント
「整形したことを周囲にバレたくない」という方は、以下の対策を取り入れましょう。
UVケアの徹底: 抜糸後のデリケートな皮膚が紫外線に当たると、色素沈着を起こして傷跡が茶色く残ることがあります。外出時はサングラスや帽子で保護しましょう。
コンシーラーの活用: 抜糸の翌日からメイクが可能なクリニックが多いです。赤みを消すイエローやグリーンのコンシーラーを使うと、傷跡を上手に隠せます。
サプリメントの摂取: 亜鉛やビタミンCなど、皮膚の再生を助ける栄養素を意識して摂るのも効果的です。
3. 最新の「切らない目頭切開」とは?
「メスを入れるのが怖い」「ダウンタイムが取れない」という方に選ばれているのが、糸を使った切らない目頭切開です。
仕組みと特徴
特殊な細い糸を使用し、目頭の皮膚を内側に引き寄せて固定する手法です。
メリット: 切開しないため、腫れが非常に少なく、最短で翌日から日常生活に戻れます。気に入らなければ糸を外して元に戻すことも可能です。
デメリット: 劇的な変化は出しにくく、時間が経つと糸が緩んで後戻りする可能性があります。また、蒙古ひだが非常に強い方には不向きな場合があります。
このような人におすすめ
数日間の休みしか取れない
劇的な変化よりも、まずはシミュレーション感覚で試したい
傷跡が残るリスクを極限まで減らしたい
4. 納得のいく仕上がりのために
目頭切開は「たった1mm」の差で顔の印象をキツくも優しくも変えてしまう繊細な手術です。
カウンセリングでのシミュレーション: 専用の器具で目頭を引っ張り、どの程度広げるのが黄金比に近いか、自分の顔のバランスに合っているかを医師と徹底的にすり合わせましょう。
術式の選択: 切る方法(Z形成、W形成など)にするか、切らない方法にするか、それぞれのメリット・リスクを納得できるまで確認してください。
まとめ:正しい知識が不安を解消する
目頭切開は、正しく行えば目元の印象を明るくし、二重ラインを綺麗に見せてくれる非常に満足度の高い施術です。
ダウンタイムを「ただ耐える時間」にするのではなく、冷やし方や過ごし方を工夫することで、完成までの期間を短縮し、より美しい仕上がりを手にすることができます。
まずは、自分の蒙古ひだの強さにどの手法が合っているのか、信頼できる専門医の診断を受けてみることから始めてみましょう。